ハイムにお住まいで、インスタレーション・アートに取り組んでおられる、もりもと・たかしさんから、次のお便りと日本アンデパンダン展への出展作品の写真をいただきました。

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私は、美術系学校に行った事のない素人なのですが、定年退職後、現役中にやりたいなと思っていた事を数個実行した後、65歳、さてこれからどうしようか、と立ち止まり、横浜にあるバンクアートと言うアート組織が毎年催す講座の一つに参加しました。

元々アートを見る事は好きでした。魅力的な講座名「靴箱に宇宙をつくる」だったか?・・。エイっと飛び込んだが周りは若いアーティスト、美術系学生がばかりでした。

それから、7年、まだ、アートを作る事が続いています、少々疲れて来ていますが。絵を描く方も始めてはいますが、思うようにならず、まだ、楽しく作れる立体、インスタレーションをやっています。

前提条件は、次の通りです。
1)一人で全て処理できること、つまり、作る、運ぶ、展示、撤去を自分でやれること、
2)今のマンションの一室で作れるもの、
3)重くないもの、
4)費用の余りかからないもの、
5)できるだけプロフェッショナルな独創性を求めること。

毎年出品している、日本アンデパンダン展は、自由に、安価に、審査なしで出品でき、そしてインスタレーションを受け入れる、数少ない展覧会です。

「記憶に浸る」と言う題名はつけていますが、今回の作品の発端は、ズーラシアで犀を見た事です。悠然たる犀、作ってみたい、と感じました。

もう一つは、ダンボール箱を使うものを作りたい、その箱の形状を生かしながら何かをつくれないか、と。これが脚のオブジェ、樹木のオブジェへ、繋がります。

更に作っている間に、ダンボールと布的な柔らかいものと組み合わせたい、とも思い始めました。これがダッフルコートに繋がります。

いつもの悪い癖で作成物を増やしてしまい、工数不足になり、荒っぽくなってしまう。4つのオブジェが形をなす頃、題名をどうしようか、と考え始めました。

犀は動物園の記憶、樹木は古い呪いの樹木、脚は何かを懐かしむ風情、ダッフルは昔の記憶に直結、で、「記憶」を中心に考えました。

取りあえず当面は、この、ダンボールの箱、柔らかい布的な物、の素材のコンビをスタートするつもりです。

作品の紹介(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)